- 中古語
- ちゅうこご【中古語】国語史の上での中古, すなわち平安時代の言語。 京都地方の貴族や僧侶の言葉が多く知られる。 平安初期に音便が発生し, 中期にはハ行転呼音も現れ, ア・ヤ・ワ行音でも混同が起こった。 平仮名・片仮名が作り出され, 漢語が日常的に使用されるに及んで, 様々な文体が用いられるようになった。 優れた古典作品が輩出し, 後世, 文語の規範とされた。〔院政時代の言語はその言語的性格から中世語に含めることもある〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.